DATE :20080623 MACHINE : OS :Sun OS 5.10 LANGUAGE : DATABASE : APPLICATION: REFERENCE :http://sdc.sun.co.jp/news/private/2006/10/tech_sol0610.html CONTENTS : DETAIL :
セマフォなどのプロセス間通信(IPC) のシステムチューニングは、Solaris のリソース管理フレームワークで置き換えられました。 これまでのように /etc/system ファイルにシステム・チューニング・パラメタを記述してシステムの再起動を行う必要はありません。 prctl(1) コマンドを使って、リソースのコントロール値を変更することができます。 しかし、これまでチューニングを必要とした多くのアプリケーションは、デフォルト値の増大とリソースの自動割り当てによってチューニングすることなく動作する可能性があります。 以下の新しいリソースコントロールと旧パラメタの対応表を確認してください。 新リソース制御 | 新デフォルト値 | 旧パラメタ | 旧デフォルト値 | 最大値 | process.max-msg-qbytes | 65536 | msginfo_msgmnb | 4096 | ULONG_MAX | process.max-msg-qbytes | 65536 | msginfo_msgmnb | 4096 | ULONG_MAX | process.max-msg-messages | 8192 | msginfo_msgtql | 40 | UINT_MAX | process.max-sem-ops | 512 | seminfo_semopm | 10 | INT_MAX | process.max-sem-nsems | 512 | seminfo_semmsl | 25 | SHRT_MAX | project.max-shm-memory | 物理メモリーの 1/4 | shminfo_shmmax | 0x800000 | UINT64_MAX | project.max-shm-ids | 128 | shminfo_shmmni | 100 | 224 | project.max-msg-ids | 128 | msginfo_msgmni | 50 | 224 | project.max-sem-ids | 128 | seminfo_semmni | 10 | 224 | また、これらの変更にともない、下記の IPC チューニングパラメタは Solaris 10 では削除されており、これらが /etc/system に記述されている場合、コメントとして扱われ、システムの動作には影響しません。 semsys:seminfo_semmns、 semsys:seminfo_semvmx、 semsys:seminfo_semmnu、 semsys:seminfo_semaem、 semsys:seminfo_semume、 semsys:seminfo_semusz、 semsys:seminfo_semmap、 shmsys:shminfo_shmseg、 shmsys:shminfo_shmmin、 msgsys:msginfo_msgmap、 msgsys:msginfo_msgseg、 msgsys:msginfo_msgssz、 msgsys:msginfo_msgmax ※ IPC のチューニングパラメタに関する変更は、SMF によるものではなくリソース管理の導入によるものです。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿