2008年6月29日日曜日

7.10から8.04にアップグレードすると、X起動時にxkbのエラー。

/etc/X11/xorg.confの
Option "XkbVariant" "latin,"
をコメントアウト。

xkbのエラー。

---
Error activating XKB configuration.
It can happen under various circumstances:
- a bug in libxklavier library
- a bug in X server (xkbcomp, xmodmap utilities)
- X server with incompatible libxkbfile implementation

X server version data:
The X.Org Foundation
10400090

If you report this situation as a bug, please include:
- The result of xprop -root | grep XKB
- The result of gconftool-2 -R /desktop/gnome/peripherals/keyboard/kbd


REFERENCE:https://bugs.launchpad.net/ubuntu-jp-improvement/+bug/217210

以下でもいいみたい。

[システム]->[設定]->[キーボード]の"レイアウト"の[追加]で、「レイアウト:日本」の
キーボードを追加し、既存のキーボードレイアウトを削除してください。

xorg.confを修正する必要はありません。



2008年6月23日月曜日

プロセス間通信(IPC) のシステムチューニング

DATE       :20080623
MACHINE :
OS :Sun OS 5.10
LANGUAGE :
DATABASE :
APPLICATION:
REFERENCE :http://sdc.sun.co.jp/news/private/2006/10/tech_sol0610.html
CONTENTS :
DETAIL :

セマフォなどのプロセス間通信(IPC) のシステムチューニングは、Solaris のリソース管理フレームワークで置き換えられました。 これまでのように /etc/system ファイルにシステム・チューニング・パラメタを記述してシステムの再起動を行う必要はありません。 prctl(1) コマンドを使って、リソースのコントロール値を変更することができます。
しかし、これまでチューニングを必要とした多くのアプリケーションは、デフォルト値の増大とリソースの自動割り当てによってチューニングすることなく動作する可能性があります。 以下の新しいリソースコントロールと旧パラメタの対応表を確認してください。
新リソース制御 新デフォルト値 旧パラメタ 旧デフォルト値 最大値
process.max-msg-qbytes 65536 msginfo_msgmnb 4096 ULONG_MAX
process.max-msg-qbytes 65536 msginfo_msgmnb 4096 ULONG_MAX
process.max-msg-messages 8192 msginfo_msgtql 40 UINT_MAX
process.max-sem-ops 512 seminfo_semopm 10 INT_MAX
process.max-sem-nsems 512 seminfo_semmsl 25 SHRT_MAX
project.max-shm-memory 物理メモリーの 1/4 shminfo_shmmax 0x800000 UINT64_MAX
project.max-shm-ids 128 shminfo_shmmni 100 224
project.max-msg-ids 128 msginfo_msgmni 50 224
project.max-sem-ids 128 seminfo_semmni 10 224
また、これらの変更にともない、下記の IPC チューニングパラメタは Solaris 10 では削除されており、これらが /etc/system に記述されている場合、コメントとして扱われ、システムの動作には影響しません。
    semsys:seminfo_semmns、 semsys:seminfo_semvmx、 semsys:seminfo_semmnu、 semsys:seminfo_semaem、 semsys:seminfo_semume、 semsys:seminfo_semusz、 semsys:seminfo_semmap、 shmsys:shminfo_shmseg、 shmsys:shminfo_shmmin、 msgsys:msginfo_msgmap、 msgsys:msginfo_msgseg、 msgsys:msginfo_msgssz、 msgsys:msginfo_msgmax

※ IPC のチューニングパラメタに関する変更は、SMF によるものではなくリソース管理の導入によるものです。

ブート中に ata がタイムアウトになる (6586621)

DATE       :20080623
MACHINE :x86
OS :SunOS 5.10
LANGUAGE :
DATABASE :Oracle 10.2.0
APPLICATION:
REFERENCE :
CONTENTS :ブート中に ata がタイムアウトになる (6586621)
DETAIL :
vmware server 上でもなる。

Intel マルチプロセッサシステムでのシステムのブート中に ata ドライバがタイムアウトになることがあります。
これらのタイムアウトは、HBA コントローラが従来の ata ドライバにバインドされたドライブ上に、ルートデバイスが置かれている場合に発生します。
これらのタイムアウトにより、システムのブート中に一時ハングアップ、深刻なハングアップ、またはパニック状態が発生して、次のようなコンソールメッセージが表示されます。

scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: reset bus, target=0 lun=0
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: early timeout, target=0 lun=0
gda: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0/cmdk@0,0 (Disk0):
Error for command 'read sector' Error Level: Informational
gda: [ID 107833 kern.notice] Sense Key: aborted command
gda: [ID 107833 kern.notice] Vendor 'Gen-ATA ' error code: 0x3
gda: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0/cmdk@0,0 (Disk0):
Error for command 'read sector' Error Level: Informational
gda: [ID 107833 kern.notice] Sense Key: aborted command
gda: [ID 107833 kern.notice] Vendor 'Gen-ATA ' error code: 0x3
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: abort request, target=0 lun=0
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: abort device, target=0 lun=0
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: reset target, target=0 lun=0
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: reset bus, target=0 lun=0
scsi: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0 (ata0):
timeout: early timeout, target=0 lun=0
gda: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0/cmdk@0,0 (Disk0):
Error for command 'read sector' Error Level: Informational
gda: [ID 107833 kern.notice] Sense Key: aborted command
gda: [ID 107833 kern.notice] Vendor 'Gen-ATA ' error code: 0x3


gda: [ID 107833 kern.warning] WARNING: /pci@0,0/pci-ide@1f,2/ide@0/cmdk@0,0 (Disk0):

  • 回避方法 1: BIOS の AHCI を有効にします (システムで使用できる場合)。この設定を有効にするには、Solaris OS を再インストールする必要があります。

  • 回避方法 2: ata ドライバを使用しないコントローラ上のディスクに Solaris をインストールします。

  • 回避方法 3: シングルプロセッサが有効になるように、BIOS 設定の MP を無効にします。

  • 回避方法 4: シングルプロセッサが有効になるように、Solaris の MP を無効にします。GRUB (Grand Unified Bootloader) メニューから次の手順を実行します。

    1. e と入力して、選択した Solaris エントリを編集します。

    2. カーネルで始まる行に移動します。

    3. e と入力して、GRUB 編集モードに切り替えます。

    4. -kd をその行に追加します。

    5. Enter キーを押して変更を受け入れます。

    6. b と入力して、選択した Solaris エントリをブートします。

    7. kbmd プロンプトで、次のコマンドを入力します。


      use_mp/W 0 :c
    8. システムのブートを実行する場合は、手順 10 に進みます。そうでない場合は、Solaris 10 5/08 ソフトウェアをインストールします。

    9. インストールの終わりに、システムをリブートします。手順 1 〜 7 を繰り返します。

    10. この変更を永続的なものにして、以降のブートで上記の手順を繰り返す必要がないようにするには、次の手順を実行します。

      システムのブートが完了したら、スーパーユーザーになります。

    11. /etc/system ファイルを開きます。

    12. 次の行を追加します。


      set use_mp = 0
  • 回避方法 5: マイクロコードの更新を無効にします。次のコマンドを入力します。


    # mv /platform/i86pc/ucode /platform/i86pc/ucode.disabled

    マイクロコードの更新は、システムが起動したあとに手動で呼び出すことができます。


    # ucodeadm -u /platform/i86pc/ucode.disabled/intel-ucode.txt

Sun Microsystems Documentationより

2008年6月2日月曜日

dtlogin

dtlogin を有効/無効にする方法
/usr/dt/bin/dtconfig コマンドを使用して設定できます。

/usr/dt/bin/dtconfig -d (オートスタートを無効にする)
/usr/dt/bin/dtconfig -e (オートスタートを有効にする)
/usr/dt/bin/dtconfig -kill (dtlogin を終了させる)
/usr/dt/bin/dtconfig -reset (dtlogin をリスタートさせる)
/usr/dt/bin/dtconfig -p (printer action update)
/usr/dt/bin/dtconfig -inetd (inetd.conf /usr/dt daemons)
/usr/dt/bin/dtconfig -inetd.ow (inetd.conf /usr/openwin daemons)
TCP 関連のチューニングを行なうSolaris を、Web アプリケーションサーバーとして使用する場合、幾つかチューニングを行なうことでパフォーマンスを向上させることが出来ます。
ストリームドライバのキューサイズと TCP に対するハッシュサイズを制御します。0 に設定すると無限になるので、パフォーマンスはバッファの容量不足による影響を受けなくなります。(安全値の目安は、64MのRAMなら25、128Mなら50ぐらい)/etc/system ファイルに記述します。
set sq_max_size = 0 (デフォルトは 2) set tcp:tcp_conn_hash_size = 262144 (デフォルトは 256)TCPスタックに関するパラメータを ndd コマンドで設定します。/etc/init.d/inetinit に記述しておくことでシステム起動時に設定されます。(Solaris のバージョンによってはパッチが必要です)
ndd -set /dev/tcp tcp_close_wait_interval 60000 (240000) ndd -set /dev/tcp tcp_time_wait_interval 60000 (240000) ndd -set /dev/tcp tcp_mss_max 6000 ndd -set /dev/tcp tcp_fin_wait_2_flush_interval 16000 ndd -set /dev/ip ip_path_mtu_discovery 0 ndd -set /dev/tcp tcp_conn_req_max_q 1024 (128) ndd -set /dev/tcp tcp_conn_req_max_q0 4096 (1024) ndd -set /dev/tcp tcp_conn_req_min 1 ndd -set /dev/tcp tcp_xmit_hiwat 65535 (送信バッファ:8129) ndd -set /dev/tcp tcp_recv_hiwat 65535 (受信バッファ:8129) ndd -set /dev/tcp tcp_cwnd_max 65534 ndd -set /dev/tcp tcp_keepalive_interval 90000 (負荷が大きい場合小さく:720000) ndd -set /dev/tcp tcp_ip_abort_interval 60000 (480000) ndd -set /dev/tcp tcp_ip_abort_cinterval 60000 (480000) ndd -set /dev/tcp tcp_rexmit_interval_initial 3000 (再転送率が 30-40% を超える場合大きく:3000) ndd -set /dev/tcp tcp_rexmit_interval_min 3000 (200) ndd -set /dev/tcp tcp_rexmit_interval_max 10000 (240000) ndd -set /dev/tcp tcp_smallest_anon_port 1024 (32768) ndd -set /dev/tcp tcp_conn_grace_period 500 ndd -set /dev/ip ip_ignore_redirect 1 ndd -set /dev/tcp tcp_slow_start_initial 2 (Solaris 2.5, 2.6の場合)
 

Solarisでフロッピーのフォーマット

フロッピーディスクをフォーマットする方法
1.フロッピーディスクをフロッピードライブに挿入する。まず、フロッピーディスクをフロッピードライブに挿入してください。
2.ボリュームマネージャにフロッピーの挿入を通知する。ボリュームマネージャの管理するボリューム情報を更新するには、volcheckコマンドを使います。
$ volcheck -v
volcheckコマンドを実行した際、下記のどちらかのメッセージが表示されます。
◆media was foundボリュームマネージャがフロッピーディスクを検出して、それを/floppyディレクトリにマウントしようとします。フロッピーディスクがくフォーマットされていると、エラーメッセージは表示されません。フロッピーディスクがフォーマットされていない場合、以下のメッセージが出力されます。
fd0: unformatted diskette or no diskette in the drivefd0: read failed (40 1 0)fd0: bad format
◆no media was foundボリュームマネージャがフロッピーディスクを検出できない場合に表示されます。フロッピーディスクがフロッピーディスクに正しく挿入されているか確認し、volcheckコマンドを再度試みます。それでも、うまくいかない場合は、フロッピーディスクもしくはドライブに損傷の可能性があります。
3.フロッピーディスクがマウントされていることを確認する。
$ ls /floppyfloppy0 noname
これ以降、ファイルシステムの一部として通常のコマンドでフロッピディスクにアクセスすることが可能になります。フロッピーディスクをフロッピードライブから取り出すには、ejectコマンドを使います。
$ eject floppy
フロッピードライブが自動排出の場合、ejectコマンドを実行してから手動で取り出してください。デバイスが使用中かどうかを調べるには、fuserコマンドを使用することもできます。
また、ボリュームマネージャが動作していない場合、mountコマンドを実行すればフロッピーディスクを手動でマウントすることができます。
4.フロッピーディスクのフォーマットまず、DOSフォーマットでフロッピーディスクをフォーマットします。フォーマットには、fdformatコマンドを使います。
$ fdformat -v -U -b floppyFormatting 1.44 MB in /vol/dev/rdiskette0/nonamePress return to start formatting floppy. ← Returnキーを押してください。
次に、UFSでフロッピーディスクをフォーマットします。UFSでディスクをフォーマットするときには、DOSフォーマットのフロッピーディスクにUFSファイルシステムを作成します。フォーマットには、newfsコマンドを使います。
$ /usr/sbin/newfs -v /vol/dev/aliases/floppy0newfs: construct a new file system /vol/dev/aliases/floppy0:(y/n)? y ← yを入力mkfs -F ufs /vol/dev/aliases/floppy0 2880 18 2 8192 1024 16 10 5 2048 t 0 -1 8 16/vol/dev/aliases/floppy0:     2880 sectors in 80 cylinders of 2 tracks, 18 sectors     1.4MB in 5 cyl groups (16 c/g, 0.28MB/g, 128 i/g)super-block backups (for fsck -F ufs -o b=#) at:32, 640, 1184, 1792, 2336,
フロッピーディスクのフォーマットが完了したら、volrmmountコマンドでディスクの挿入をボリュームマネージャに通知し直します。-iオプションは、ディスクの挿入を通知するオプションです。
$ volrmmount -i floppy0
volrmmountコマンドを実行すると、rmmountコマンドを起動してリムーバブルデバイスのマウントやアンマウントをすることができます。アンマウントする場合は、-eオプションを指定してください。