2008年3月5日水曜日

Solarisで、フロッピーディスクをフォーマットする方法

Solarisで、フロッピーディスクをフォーマットする方法

1.フロッピーディスクをフロッピードライブに挿入する。
まず、フロッピーディスクをフロッピードライブに挿入してください。

2.ボリュームマネージャにフロッピーの挿入を通知する。
ボリュームマネージャの管理するボリューム情報を更新するには、volcheckコマンドを使います。

$ volcheck -v

volcheckコマンドを実行した際、下記のどちらかのメッセージが表示されます。

◆media was found
ボリュームマネージャがフロッピーディスクを検出して、それを/floppyディレクトリにマウントしようとします。フロッピーディスクがくフォーマットされていると、エラーメッセージは表示されません。フロッピーディスクがフォーマットされていない場合、以下のメッセージが出力されます。

fd0: unformatted diskette or no diskette in the drive
fd0: read failed (40 1 0)
fd0: bad format

◆no media was found
ボリュームマネージャがフロッピーディスクを検出できない場合に表示されます。フロッピーディスクがフロッピーディスクに正しく挿入されているか確認し、volcheckコマンドを再度試みます。それでも、うまくいかない場合は、フロッピーディスクもしくはドライブに損傷の可能性があります。

3.フロッピーディスクがマウントされていることを確認する。

$ ls /floppy
floppy0 noname

これ以降、ファイルシステムの一部として通常のコマンドでフロッピディスクにアクセスすることが可能になります。フロッピーディスクをフロッピードライブから取り出すには、ejectコマンドを使います。

$ eject floppy

フロッピードライブが自動排出の場合、ejectコマンドを実行してから手動で取り出してください。デバイスが使用中かどうかを調べるには、fuserコマンドを使用することもできます。

また、ボリュームマネージャが動作していない場合、mountコマンドを実行すればフロッピーディスクを手動でマウントすることができます。

4.フロッピーディスクのフォーマット
まず、DOSフォーマットでフロッピーディスクをフォーマットします。フォーマットには、fdformatコマンドを使います。

$ fdformat -v -U -b floppy
Formatting 1.44 MB in /vol/dev/rdiskette0/noname
Press return to start formatting floppy. ← Returnキーを押してください。

次に、UFSでフロッピーディスクをフォーマットします。UFSでディスクをフォーマットするときには、DOSフォーマットのフロッピーディスクにUFSファイルシステムを作成します。フォーマットには、newfsコマンドを使います。

$ /usr/sbin/newfs -v /vol/dev/aliases/floppy0
newfs: construct a new file system /vol/dev/aliases/floppy0:(y/n)? y ← yを入力
mkfs -F ufs /vol/dev/aliases/floppy0 2880 18 2 8192 1024 16 10 5 2048 t 0 -1 8 16
/vol/dev/aliases/floppy0:     2880 sectors in 80 cylinders of 2 tracks, 18 sectors
     1.4MB in 5 cyl groups (16 c/g, 0.28MB/g, 128 i/g)
super-block backups (for fsck -F ufs -o b=#) at:
32, 640, 1184, 1792, 2336,

フロッピーディスクのフォーマットが完了したら、volrmmountコマンドでディスクの挿入をボリュームマネージャに通知し直します。-iオプションは、ディスクの挿入を通知するオプションです。

$ volrmmount -i floppy0

volrmmountコマンドを実行すると、rmmountコマンドを起動してリムーバブルデバイスのマウントやアンマウントをすることができます。アンマウントする場合は、-eオプションを指定してください。

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